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一般的な生基板材料

生基板といっても様々な種類があります。
現在主流の材料をご紹介します。

ガラスエポキシ(FR-4)

あらゆる精密機器のスタンダード「ガラスエポキシ材(FR-4)」の正体

基板材料の王様、通称「ガラエポ」。その正式名称は「ガラスエポキシ材(FR-4)」です。

構造は非常に強固で、ガラス繊維で織られた布を幾層にも重ね合わせ、そこにエポキシ樹脂を含浸させて作られています。非常に硬く、耐久性に極めて優れている反面、専用の超硬工具や機械がないと加工が手強いという「本物のプロ仕様」の素材です。

最大の特徴は、「燃えにくさ(耐熱性)」と「電気を通さない(低導電率)」という、電子基板に必要不可欠な2つの要素を完璧に両立している点にあります。そのため、現代の複雑な「多層基板」のベースとしても広く採用されています。

ちなみに「FR」とはFlame Retardant(難燃性)の略。難燃・耐熱グレードは1〜5まで存在し、本製品である「FR-4」は、一般家庭用から産業用まで広くカバーする業界標準です。(※さらに過酷な環境の車載機器には「FR-5」、難燃性を抑えた「G-10」という別材料もあります)。

「大切な回路を、熱や衝撃から守り抜く」――そんな確かな信頼性を求めるなら、このガラスエポキシ(FR-4)を選べば間違いありません。

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紙フェノール(ベーク)

手軽に始める電子工作の定番材料「紙フェノール(ベーク基板)」の魅力

基板作りの入門用や、コストを極限まで抑えたいプロジェクトに最適なのが、この「紙フェノール基板」です。別名「ベーク」や「ベークライト」とも呼ばれ、古くから親しまれています。

最大の特徴は、何と言っても「圧倒的な安さ」と「加工のしやすさ」にあります。 原材料が紙ベースであるため、ガラスエポキシ基板のように刃物を傷めることがなく、特殊な工具を使わなくても簡単に切断や穴あけが可能です。工場ではプレス機やパンチング加工でサクサクと大量生産できるため、安価な電子玩具などの内部にもよく採用されています。個人で基板を自作するユーザーにとっても、最も扱いやすいフレンドリーな材料です。

一方で、材料の性質上、ガラスエポキシ材に比べると電気特性や機械的強度は劣ります。難燃性グレードは一番低い「FR-1」となり、耐久性が低く、環境によっては「反り」が生じやすいという弱点もあります。また、めっき加工には不向きなため、市場に出回るもののほとんどが片面基板です。

過酷な環境で動かす本番用の製品にはガラスエポキシが向いていますが、「まずは試作してみたい」「手軽に電子工作を楽しみたい」という用途であれば、紙フェノール基板がコスト・扱いやすさの面で最高の選択肢になります。

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